ハンドメイド販売で売れてきたら会社（法人化）にするべき？

ハンドメイド販売プロデューサーひのです。

アクセサリーや雑貨を販売しているうちに
うまく行くと売上が上がってきます。

ハンドメイド販売で
売れるようになってきたら
会社（法人化）した方が良い？
と考える作家さんもいるでしょう。

月に数万円くらいでは考えなくても、
生計を立てられるくらいの売り上げが見えてくると
節税のために
「会社にしたほうがいいのかな？」
と考える人も少なくありません。

ちなみに私は
もっと早く法人化していたら
税金をこんなに払わずに済んだのにと
後悔しています。

けど周りに会社を設立している人なんていないし、
良く分からないからって放置してしまいました・・・

それから法人化している知り合いに出会ったときに
「なんで会社にしてないの？ありえない笑」
と激しくビックリされて
会社を立ち上げるに至りました。

まず個人事業主から法人化したことで
社会保険の支払いは大幅に減りましたね。

また法人化すると
経費扱いになる幅が増えるので
総合的に見ると得することは多いです。

とはいえ
どこから法人化したらいいか分からないと思うので
私の体験から詳しく説明していきます。

Contents

個人事業と法人の違い
開業手続き
社会的信用度
税金面でのメリット、デメリット
社会保険制度でのメリット、デメリット
会社設立時の費用

個人事業と法人の違い

まずは法人（会社）と
個人事業との違いを理解しておくことが大切です。

事業形態を大きく分けると
「法人」と「個人事業」です。

ではつぎに個人事業と法人の
メリット・デメリットを考えてみましょう。

開業手続き

個人：税務署への開業届のみでOK
法人：定款作成、認証、法務局への登記申請及び税務署等への法人設立届等の手続きが必要

開業は個人の方が圧倒的に簡単です。

社会的信用度

個人：法人に比べて個人事業の社会的信用度は低い
法人：財務諸表など会社の経営状況を知るための指標があり、社会的信用度は高い

また金融機関からの融資や
上場会社との取引という点でも、法人の方が有利に働く事が多いのが現状です。

ですがハンドメイド作家であれば
社会的信用度はそこまで購入に影響があるわけではないと思います。

ただ大きな商業施設にショップをオープンするとか
審査が必要な場面があったり

ハンドメイド講師をやるとかなら
社会的信用度が高い方が信用はされるかもしれません。

税金面でのメリット、デメリット

個人：デメリット…個人の所得税は累進課税であり、収入によっては法人税に比べて高くなる傾向があります。
法人：メリット…法人税は個人に比べて、非課税対象の範囲が広がり節税しやすくなっています。

たとえば洋服を扱っているブランドであれば
研究費として自身が身につけるものも経費として計上できます。

イベント出店なども旅費として計上できるので
個人事業主よりも非課税の範囲は大きくなります。

また赤字の場合には繰り越せる制度もあります。

社会保険制度でのメリット、デメリット

個人：国民年金と国民健康保険に加入することになります。
法人：代表取締役や役員は、法人に使用されるものとして社会保険(厚生年金、健康保険)に加入することになります。

尚、国民年金は全国一律定額保険料であるのに対して、社会保険は
会社からの報酬に応じて保険料が変わる仕組みになっています。

しかし報酬を低く設定すれば
保険料も大幅に低くなります。