Q&A

ハンドメイド作品を値上げするのが怖い…タイミングは?

こんにちは。
ひのです。

ハンドメイド作品を販売していると、
価格ってこれでいいのかな?

値上げしてもいいのかな?
と思うタイミングが必ず出てきます。

しかし、
作品を値上げするタイミングって難しいですよね…

今回は
実際にわたしの生徒さんで質問があった

「本当はもう少し値上げしたいのですが、
急に上げるとリピーターさんが離れていくのではないかと思って…。

値上げは少しずつしていった方がよいのでしょうか?
その際に告知はした方がいいですか?」

という質問に回答していきます。

ハンドメイド作家として成長したいなら値上げは必須

今のリピーターさんが離れていったら・・・
とネガティブに考えてしまう気持ちもありますよね。

ですが、、
ハンドメイドで収入を得たいのであれば、
これから獲得するべきお客さんは、
安いに魅力を感じるお客さんではなく、

適正価格で購入し、
かつ喜んでくれるかたです。

もしいま、
低価格で売っていて
消耗しているなと感じるのであれば、
少し価格を上げましょう。

ブランドの質を上げると考えれば、
値上げはポジティブなことです。

作家を長く続けたいなら、
安売りブランディングはおさらばしましょう。

とはいえ、
一気に値上げしすぎると
お客さんも
びっくりするかもなので
売れたものからすこしずつ
値上げしていくのが安心ですね。

ハンドメイド作品の値上げのタイミングは?

ハンドメイド作家を始めたばかりの頃は、
お客様から注文が入ると飛んで喜ぶくらい嬉しいですよね。

そして、利益があまりなくても
なるべく多くのかたに喜んでもらいたい!
って思いでなんの疑問ももたずにつづけてしまいます。

ですが、
この趣味の延長感覚の
商売でいると
のちのちに利益を生み出すことができずに自分の
首をしめることになってしまいます。

値上げするタイミングの目安としては、
生産が追い付かないときです。

どういうことかといいますと、
ピックアップに掲載されたりすると
一気に注文がすさまじいことになり
制作が追い付かない状況になることもあります。

また、オーダー品を受けている場合は
メッセージのやり取りが面倒に感じることも。

ハンドメイドでの作品づくりは
1日に作れる個数に限界があります。

作れる数に限界があるという事は、
売り上げの限界が決まってしまっているということです。

生産が追い付かないほど忙しくなったら、
値上げをするタイミングと考えます。

もし、
値上げをしようと決めたら、

「お客さんにお知らせははした方が良いの?」
という問題もでてきます。

初心者作家や、
まだ販売実績がほとんどない場合は、

お知らせは、
プロフィールページなどに、
「よりよい作品をお届けするために
価格改定しました。」
くらいサラッとでも大丈夫です。

わたしも何も言わずに4000円くらい値上げしていますが、
1度もクレームのようなことはなかったです。

ほかにも、
価格を変更したあとに、
プロフィール欄やSNSなどで価格改定に関してお知らせしたかたもいます。

ちなみに
その作家さんは、
いったんサイトを閉めてリニューアルとうたって
このような感じでお知らせしたそうです。

「できるだけ皆さんに手に取ってもらいやすい価格で…と思い、
今までは製作時間に見合った利益を載せられていませんでした。

今後もハンドメイド作家として長く活動していくために、
作品の価格を改定することにしました

これからもよりよい作品を作っていけるよう精進いたしますので、
今後ともよろしくお願いいたします」

といった感じで伝えるかたもいます。

ハンドメイド作品を値上げしたら価値も上がった

私が販売価格の値上げをした1番の理由は
生産が追い付かなくなってしまったからです。

つねに10個くらいの注文がたまっていて、
・メッセージの返信
・作品づくり、
・梱包・発送

これらを、
OLしながら、ひとりで週末や
会社が終わってからこなす生活が続きました。

休む暇もなくなってきて、
家事もめんどくさくなり…

他の作家さんと合わせた価格設定でしたが
忙しい生活がしんどくなってきて、
値上げに踏み切りました。

値上げすることに躊躇していましたが、
売れなくなるということは全くありませんでした。

値上げしたことに対して、
何か言われたらどうしよう…

と少しおびえていましたが
ただの妄想がすぎました。笑

じつは数回に分けて販売価格を3000円アップしています。
かなりの値上げですが…
全く影響がないことに驚いています。

値上げした商品はcreemaでお気に入り件数が
1,000件ありますが、

むしろ
高級思考のお客様が集まり、
ブランディングとして良い影響になりました。

利益はふえて、
売れる数が仮にすこし減ったとしても
新作を考えたり制作をする余裕が生まれます。

ハンドメイド作品を値上げするときに価値を伝えることも大事

ちなみに、
価格をあげるためには
それ相応のクオリティがあることが前提です。

作家自身が、
適切に伝えることができなければ
お客さんはもっと気づけません。

ふさわしいタグやショップカードを添えたり、

ラッピングにこだわったりしてこそ、
そこではじめてお客さんに価値が伝わります。

今回言いたいことは
価格と価値は正しいかたちで
伝えることができなければ、
お客さんには伝わらないということです。

アジアで大量に
低賃金で作成された市販品のほうが
売れてしまっているのが昨今です。

なのに、
作家が1から作っている作品のほうが
安く売られていたりして、
なんとも悲しい気持ちになります。

もちろん作品を安くして
購入してもらいやすくしようとするのも1つの方法です。

かといって個人の作家が数百円の単価を
変えたところでリピーターに
つながったりとか、
喜んでもらえる満足度につながるというわけではありません。

むしろ手に届きやすいショップをめざしても
それを上手くブランディングできていないと
今回のように明らかに自分のブランドの方がクオリティもいいのに
なぜか質のよくないアジア製にシェアを取られているといったことが起きます。

わたしはこういった企業がやっているような
少ない単価の作品をたくさん売れば良い!
という考えは個人作家には向かないと思っています。

かなり大事です。

わたしもそうですし、
個人レベルの商売で重要なのは
いかに自分の作品の価値を高められるかです。

たとえば
1個3000円の価値のあるピアスを作れても
その価値が伝わらなければ売れないですし、

価格を下げて1000円で売るみたいな作家が
多いのは売りかたをしらなかったからこそ起きます。

わたしは今までに
作家さんのアドバイスをしてきて、
もう何度もあったパターンですが、

自分のブランドの
コンセプトやプロフィールを書き変えるだけで、
売り上げが超伸びた。
即、売れた。

これかなりあります。

ようするに
ハンドメイド作家は
自分の魅力を適切に届けられていなくて、
安売りするしかないといった状況です。

気持ちはわかります。

わたしも昔は自分の作品を販売するとき
この値段で大丈夫?

もっと安くした方が売れるんじゃない?と
企業と同じ戦略をとることがありました。

けど
本当にお客さんと自分のことを考えたら、
作品の価格を下げることよりも
自分や作品のクオリティーを高めることに精を出した方が
トータルでみてプラスです。

価格が安いから
お客さんが満足するのではありません。

作品の価値と価格にたいして、
お客さんが満足するかどうかが
商売するときの重要ポイントです。

たとえば
仕事用に必要だからとテキトーなブラウスを買うより
ボーナス入ったし、
「奮発しちゃうぞ」と
考え抜いて何度もzozotownで検索して
選び抜いた好きなブランドのバッグのほうが
早く届かないかなーと楽しみに待っている時間も
届いたときの感動も高いです。

安いからを理由に買う作品に
価値はすくないのです。

それよりは、
いろんな作品と検討して悩んで
これだあああ!
と決めた作品のほうが
お客さんからすると
印象に残るし
思い出に残ります。

せっかく
お客さんのもとに
自分がつくったものが届くのであれば、
喜んでもらえたり、
覚えてもらえるほうが
作家として嬉しいですよね。

安いだけが商売の正義ではありません。

値上げにともない、
自分のブランドの魅力や伝えかたについても
見直してみましょう^^

ハンドメイド値上げについてまとめ

・心配なら売れたものから少しづつ値上げ
・告知はしなくても問題ない


………………………………………
追記。

わたしはもともと人見知りで大人しく、会社になじめないような地味なOLでした。

ハンドメイド作家している友人に出会い、「自分でもできるんじゃないか?」と思ってハンドメイドをはじめました。

しかし、月の売上は500

悔しくてネットで検索してみると、販売には戦略があることを知ります。

知識を試してみると土日だけで月20万円の収入になり、
喜んでもらえることが自信になりました。

さらに学びを深めると、月20万円→72万円と売り上げがどんどん増えていきました。

そこで「欲しい!が生まれるネット販売」を発信すると教えて欲しいと人が集まり、ハンドメイド販売プロデューサーとして活動するようになりました。

現在は「好き得意を仕事にできて、イキイキと活躍する大人を増やす」を理念に、講座運営や情報発信に力を注いでいます。

ぶっちゃけ「戦略」に出会っていなかったら
今でも退屈すぎるOLをやっていたと思います。

プロフィールには、
わたしがどのようにして今にいたるかがわかります。
ハンドメイド作家で脱OL。

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ちなみに、

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