こんにちは、ひのです。
今回は、
ターゲットを絞るほど効果が出るということについて
お話しします。
わたし含め、
ハンドメイド作家をはじめたばかりの頃って、
自分が作りたいものを作っています。
もしかしたら、
売れるかも的な感じの
延長で販売したりしています。
そこから、
売れている作家を見て
なんであんなに売れるんだろうと
疑問を抱き始める。
結局
たどり着いたところとは…
はじめの頃は作りたいモノをつくっている
ネット販売をはじめたばかりの作家さんに
「どういう客層がターゲットなんですか?」
ときいてみたところ、
衝撃の答えが返ってきました。
「作りたいものをつくっていました」
だそうです。
えーと、
「わたしもはじめはそうでした・・・。
ですが、ターゲットは決めましょう!」
とこんな場面がよくあります。
つまり、
作りたいものをつくるって、
要するに
「わたしの好きなものはこれだからみんな買ってね!」
って言ってるようなものですね。
これでは人の心を掴みファンができる戦略にはなりません。
大多数に好かれれば売れると思いがち
そして、
売れるモノを作りたいという
ステップにたどり着くと、
多くのひとに好かれれば売れる
と思って作品を作りSNSで発信するようになります。
ですが、
なんとなくだれにでも合いそうなものを作るより
クリティカルに刺さる作品は1アクセスであろうと売れます。
というか、だれにでも合いそうなものって
お店とかですでに売っているんですよね;;
さらに、
何人にも見られれば売れると思い、
「数打てば当たる」のような考えで
Twitterに投稿したり、
インスタを汗水垂らして毎日更新する方が多んです。
たしかに、
毎日がんばって投稿しまくったら、
誰か一人は買ってくれるかもしれません。
しかし、
そういう行動をして購入してもらうことを続けていると
ファンが増えにくかったり、
リピーターになってくれるかというと
少しベクトルが違ってきます。
それに、
ずっと汗水たらしてチラシ配りのような投稿をしつづけなければなりません。
求められていくのはクリティカルな作品
なので、
地味な苦労をするより、
1人が欲しいと思ってもらえれば作品は売れるんです。
そして、
それの積み重ねが売れてる作家のコツだったりします。
購買意欲を高める最大のコツは、
最初に具体的なターゲットをしっかりと定めて、
心にもっとも突き刺さるような自分の強みを
わかってもらえるように表現すること。
魅せることです。
ターゲットとなる客層が求めていそうなものをつくることです。
たとえば、
20代と40代では、悩みの中身も、興味関心も、反応する言葉も、
検索するワードもアイテムも、全く違います。
なので、
文章の書き方や、
ブランドコンセプトだったり、
喜んでもらえるラッピングなども変わってくるでしょう。
ターゲットを具体的にするだけで、これだけ戦略が変わってきます。
もちろん実際は、年齢だけではなくて、
OLなのか、学生なのか、主婦なのか、独身なのか、
みたいなところまで絞ったほうがいいです。
もし「作りたいもの」を作ってお客さんを集めたいと欲張ってしまったら、
全てがブレブレになってしまい、ありきたりで無難なものしか作れなくなって、
どの客層の心にも響かない中途半端ものになってしまいます。
または、個性が溢れすぎて
選ばれる可能性が極端に低いものを作っていたりします。
そうした誰にとっても刺さるコンセプトのない商品は、
結局価格で競争するしかないので、
安売りの戦いにならざるをえないのです。
集客の手段をSNSなどであれこれ増やす前に、
まずはどんなお客さんを集めたいのかを明確にすることが大事ですね。
ハンドメイドを趣味の延長で運営している方も多い中で
少し視点をビジネスよりに考えてみるだけで
圧倒的に有利になります。
ビジネスとしては基本的な話ですが、
案外できていない人が多いので知るだけで
得ですね。
ハンドメイドの世界でなくても
あらゆる業界に使われているマーケティングです。
ぜひ、
使いこなしてみましょう。